借金やクレジットカードの支払いが長期延滞中であり、とてもじゃないけどなかなかお金のやりくりができない。という感じの時にクレジットカードを新たに発行したい。
なんていうのはかなり無謀な感じがありますが、実際に作れないこともないというのはご存じでしょうか?そんなことあるのか?と思うでしょうが、実はかなり確率は低いものの、まったくないというわけではありません。
目次を確認
そもそも長期延滞中の状態とは?
長期延滞というのは公共料金の支払いや借金の返済、クレジットカードの支払いなどに関して、支払い期間が過ぎているものがあるにもかかわらず、しっかりと支払っていないものがあるという状態です。
支払いが遅れているような場合には、信用情報にも金融事故として報告されるような状態であり、通常は借入やクレジットカードの発行そのものが難しいという風に言われています。
支払いの延滞というのは債務整理よりも信用が低いという風に判断されることもあります。お金を貸しても返してくれないという証明にもなっていますので、返済状況が整っていない債務整理よりも厳しいと判断されるものです。
大手の消費者金融やクレジットカード会社だけではなく、中小レベルのところでもまず審査に通らないというレベルになります。
ですので、長期延滞中の状態というのは基本的に新規発行をするにはいばらの道であるということが大前提です。
長期延滞中でもクレジットカードを作れた理由 ①延滞している個数や額が少ない
ですが、先ほども書いていますとおり、クレジットカードを長期延滞中または延滞ブラックであったとしてもクレジットカードを作れるようなケースもあります。その理由として考えられるのが、延滞している支払について個数や金額が少ないということがあげられます。
確かに、支払いが遅くなっていて延滞しているにはしている状況ですが、金額を見ていると実際延滞しているのはそれほど大きな金額ではないことや、延滞しているものの個数が少なかったということが考えられます。
それを踏まえたうえで収入面などを見た際に、将来的に延滞が解消されるという風に考えられるケースもあるでしょう。何らかの原因によって短期敵意支払いが進んでないのではないだろうか?とも考えられますので、その状況が回復すればクレジットカードの発行もして問題ないと捉えられたものと判断されます。
延滞していても軽微なケースと判断できるのです。
長期延滞中でもクレジットカードが作れた理由 ②延滞しているが何とか支払っている
長期延滞している状況について、現代でもその状況が続いているような場面であっても、何とか延滞している料金を少しずつ支払っているような状況になっている。というのであれば、クレジットカードについても新規発行されるようなケースもあります。
過去に支払いができなかったことには違いありませんし、現代でもその影響が残っているのは事実です。しかし、お金を支払う意志については現代でも確認できることであって、自力で何とか返済をしようと頑張っている状況を確認できます。
また、返済によって少しずつ延滞料金が減ってきていると数字上でも明らかになっているときだとより可能性が高くなります。返済する能力もしっかりとあり、時間を掛ければ延滞状態も解消されると判断されたと考えられるからです。
長期的な延滞が解消される可能性が考慮されるなら、審査に通る可能性も増えます。
長期延滞中でもクレジットカードが作れた理由 ③属性の良さや条件を絞って何とか通過した
長期延滞中の方でもクレジットが作れる理由について、他に考えられるケースとしては属性がよかった場合や発行条件を何とか絞って申し込んだ場合となります。
長期延滞をしているとはいえ、一定以上の年収を確保している状況であり、なおかつ安定している職業についているような人なら、まれにこういった状況でも通過するというようなこともあります。
収支状況を改善すれば、ひょっとしたら返済できるのではないだろうか?という期待もあるでしょう。
また、クレジットカードの申し込みの際には条件もしっかりと絞っており、限度額を低くし、キャッシング枠を0にするといった対策などをしっかりと行っている点が審査通過に影響してきます。
一般的な状況ではあまり参考になるような話ではありませんが、自分の属性などでゴリ押しできるというようなケースもまれにあるのです。
実際は長期延滞中でクレジットカードを作るのは厳しい
クレジットカードを発行する場面において、公共料金や借金、奨学金などの支払いが長期で延滞している場面では、クレジットカードを作ることはまず難しいものと考えてください。
まれに審査の甘いようなクレジットカード会社に申し込んだときに、審査が通過する場面もありますがあくまで例外的な場合のみだと思ったほうがいいでしょう。
延滞しているものがある場合には、クレジットカードを作るようにする前に延滞している料金をしっかりと完済するよう収入を増やすなりお金の節約をするようにしてください。
延滞料金がない状況にしていただければ審査にも通過しやすくなりますし、長期延滞の解消途中であったとしてもその実績を考慮して審査通過しやすくなる状況を作ることもできます。
しっかりと延滞金の対策を行ったうえで、審査基準の甘いクレジットカード会社を利用してみるようにすればいいと考えます。