ファクタリング会社は1万円から利用可能です。
ただ、ファクタリング会社により、利用額は異なります。
今回は、少額ファクタリングに対応している会社の選び方、利用時の注意点をまとめました。
利用前にこそ知っておきたい情報をまとめたので、参考にしてみてください。
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一般的な少額ファクタリングは1万円から
ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらい、その買取額がもらえる現金調達方法です。
少額のファクタリングであれば、売掛債権の額面が1万円以上から買い取りを行っています。
ただ、買取額の下限額はファクタリング会社により異なります。
利用前に買い取ってもらいたい額面を把握しておくことで、手間なく手続きを行えます。
そもそもファクタリングとは?
ファクタリングは、企業が持つ未回収の売掛金をファクタリング会社に売却し、即時に現金を調達する資金調達方法です。
売掛金の回収リスクを軽減し、資金繰りをスムーズにすることができます。
利用者(会社)は手数料を支払いますが、迅速な資金調達を行えます。
なお、ファクタリング自体に違法性はありません。
経済産業省中小企業庁も売掛債権を活用して、資金調達することを推奨しています。
ファクタリングの種類
ファクタリングには主に2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの二つの形態が存在します。
2社間ファクタリングでは、売り手企業とファクタリング会社のみが関与し、売掛金を直接ファクタリング会社が買い取ります。
これに対して、3社間ファクタリングでは、売り手企業、ファクタリング会社、そして買い手企業の3者が関与し、買い手企業が売掛金をファクタリング会社に支払う形態を取ります。
2社間ファクタリングは手続きがシンプルでスピーディーな反面、リスクが高くなる傾向があります。
一方で、3社間ファクタリングは取引の透明性が高く、リスクが抑えられるものの、手続きが複雑なため、資金調達までに時間を要する傾向があります。
少額ファクタリング会社の選び方
少額のファクタリングを利用する場合、ファクタリング会社の選び方をまとめました。
現金調達までのスピード
ファクタリング会社によっては、申し込みから資金調達までが最短即日で完了するところもあれば、数週間かかる場合もあります。
急ぎで資金が必要な場合は、迅速に対応してくれるファクタリング会社を選ぶのがおすすめ。
事前に各社の対応スピードを確認し、自社のニーズに合ったサービスを提供している会社を選びましょう。
取り扱っている売掛債権の下限額
ファクタリング会社によって取り扱うことができる売掛債権の下限額は異なります。
小規模なビジネスや個人事業主の場合、持っている売掛債権の額が少額であることが多いため、低い下限額から取引を受け付けてくれるファクタリング会社を選ぶことが重要です。
自社の売掛債権の額にマッチしたファクタリング会社を選ぶことで、スムーズに資金調達を行うことが可能となります。
手続き方法、必要なもの
ファクタリングの申し込み手続きや必要書類は、ファクタリング会社ごとに異なります。
煩雑な手続きや多くの書類が必要な場合、スムーズな資金調達が難しくなる可能性があります。
また、ファクタリング会社の中には、オンライン上のやり取りのみで、すべての手続きが完了する会社もあるので、事前に確認しておきましょう。
手数料の金額
ファクタリング利用時の手数料は、ファクタリング会社によって大きく異なります。
一般的には、資金調達のスピードが早いほど手数料が高くなり、スピードが遅いほど手数料が低くなります。
自社の資金状況やニーズに合わせて、最もコストパフォーマンスの良いファクタリング会社を選びましょう。
手数料とサービスのバランスを考慮して、最適なパートナーを見つけることが重要です。
少額ファクタリング利用時の注意点
少額ファクタリングを利用する場合の注意点をまとめました。
審査は取引先次第
ファクタリングを利用する際、審査の対象となるのは利用者自身ではなく、取引先の信用度です。
取引先の財務状況や信用情報が良好でないと、ファクタリングの申し込みが通らない可能性があります。
そのため、事前に取引先の信用情報を確認し、信頼性の高い企業との取引を心がけることが重要です。
取引先の業績が不安定な場合は、ファクタリングの利用を見送るか、他の資金調達方法を検討する必要があります。
利用には手数料がかかる
ファクタリングを利用する際には、サービス利用料として手数料が発生します。
この手数料は売掛金の額に応じて計算されるため、手数料が高額になるほど、実際に手元に入る資金は減少します。
手数料の割合はファクタリング会社によって異なるため、複数の会社を比較し、最もコストパフォーマンスの良い会社を選ぶことが重要です。
手数料の詳細を事前に確認し、予期せぬ損失を防ぎましょう。
償還請求権ありの契約は要注意
ファクタリング契約には「償還請求権あり」と「償還請求権なし」の2種類が存在します。
償還請求権ありの契約では、万が一取引先から売掛金を回収できなかった場合、利用者がその金額をファクタリング会社に返済しなければなりません。
これに対して償還請求権なしの契約では、そのリスクはファクタリング会社が負担します。
リスクを最小限に抑えるためにも、可能であれば償還請求権なしの契約を選ぶことをお勧めします。
契約内容をしっかりと確認しておけば、万が一のリスクを回避できます。
少額ファクタリングの利用手順
一般的な2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの申し込みから現金調達までの流れをまとめした。
2社間ファクタリングの流れ
一般的な2社間ファクタリングの流れは、次の5ステップです。
step1:申し込み手続き
ファクタリング会社の申込フォーム、または電話で申込を行います。
step2:必要書類の提出、審査
申し込み後、必要な書類を提出し、ファクタリング会社による審査が始まります。
審査対象は、売掛先の経営状況です。
step3:審査後、買取額を提示
審査通過後、手数料を差し引いた売掛金の買取額が提示されます。
買取額に納得いかなければ、取引をキャンセルすることも可能です。
step4:契約後、買取額が入金される
買取額に問題なければ、売掛債権譲渡の契約を行います。
契約後、指定した口座に買取額が振り込まれます。
step5:売掛金をファクタリング会社に入金
最後に、取引先から振り込まれた売掛金をファクタリング会社に入金すれば、すべての手続きが完了です。
3社間ファクタリングの流れ
一般的な3社間ファクタリングの流れは、次の4ステップです。
step1:申し込み手続き
ファクタリング会社の申込フォーム、または電話で申込を行います。
step2:必要書類の提出&取引先に通知
手続きに必要な書類を提出します。
提出後、取引先に売掛債権の権利譲渡を通知します。
step3:審査後、買取額を提示
審査、取引先承諾に問題なければ、手続きを開始します。
その後、ファクタリング会社から買取額が提示されます。
step4:契約後、買取額が入金される
買取額に問題なければ、売掛債権譲渡の契約を行います。
契約後、指定した口座に買取額が入金。
売掛債権の回収はファクタリング会社が行うので、ここで全ての手続きは完了です。
少額ファクタリングのまとめ
ファクタリングは1万円から利用可能です。
個人事業主でも、売掛債権さえあれば誰でも利用できます。
ただ、10万円以下の少額ファクタリングに対応している会社は多くありません。
選択肢が少ないことで、満足いくサービスを受けれない場合もあります。
利用前には、各社のサービスをチェックし、自分(自社)に合ったファクタリング方法を選びましょう。
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